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若くてもAMH(抗ミュラー氏管ホルモン)が低い方が多い

卵巣の中には胞状卵胞という、いずれ発育して排卵する卵の基がたくさんつまっています。胞状卵胞は時間とともに消失し、誰でも年齢とともに減少します。胞状卵胞からは抗ミュラー氏管ホルモン(AMH)というホルモンが分泌されます。ですから、胞状卵胞が多ければAMHは高し、少なければAMHは低下します。年齢に比較してかなり低下する原因がいくつかあります。①喫煙②卵巣の手術(卵巣嚢腫)③子宮内膜症(特にチョコレート嚢腫)などですが原因がない人の方が圧倒的に多いのです。年齢に比べ、著しくAMHが低下している方には治療は早目のステップアップをすすめています。しかし、AMHが低いということは卵の基の数が減っているということです。逆に卵の質は悪化しているわけではありません。他に不妊原因がなければAMH低下の人でも充分妊娠が期待できます。あまりあせらないで下さい。