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過多月経(月経血量が多い)に御注意

月経血量が多すぎる事を過多月経といいます。貧血の原因になります。しかし、月経血量が多いかどうか他の人と比較するのは困難ですね。過多月経かどうか大まかな目安があります。月経血にレバーのような血のかたまりがあれば過多月経といえましょう。過多月経には2種類あります。一つは子宮に問題がなく、体質的に多い例です。原発性過多月経といいます。貧血になっていなければ治療の必要はありませんがピルで減らす事は可能です。2つ目は子宮に子宮筋腫や子宮腺筋症あるいは骨盤内に子宮内膜症ができているような場合です。特に子宮内膜症や子宮腺筋症は過多月経だけではなく、月経痛や排卵痛を伴なう事もしばしばです。ですから、月経量が多いかなと思う方、さらに生理痛が強いと感じる方は我慢しないで産婦人科を受診して下さい。特に子宮内膜症は痛みという苦痛を伴なうだけでなく、不妊症の原因となります。不妊症の患者さんの20%は内膜症を合併しているといわれています。