胚凍結法

体外受精法でも顕微授精法でも採卵に先立ち、複数個の卵の発育を促す卵巣刺激法を行います。
これにより多くの採卵が可能であり、複数個の受精卵が得られるようになりました。

最近では多胎妊娠を避けるために移植される胚は通常1個、多くても2個までに制限されています。

その結果、当然胚が余ります(余剰胚)。

この余剰胚をガラス化凍結保存法(vitrification)という方法で凍結保存することが可能になりました。
このvitrification法は簡便ながら、移植のため胚を融解した後の生存率が高い優れた方法です。
1回目の胚移植で妊娠に至らない場合は凍結保存した胚を移植します。

胚凍結保管期限と更新及び廃棄のご案内

当院では胚の凍結保管期間に関して、下記のような規定を設けております。

凍結保管する際、当院では1年以内に胚移植をする目的がある場合に限っております。

従いまして、凍結後に1年を経過した余剰胚は廃棄させていただきます。

凍結保管する期間は 1年間 です。

それ以降も継続して保管を希望される場合は1年を満了する前(満了2ヶ月前~満了までの間)
必ずご来院していただき、継続の手続きと費用(4万円 税別)を受付にて承ります。
この場合、1年に限り保管期間が延長されます。

凍結保管期間の更新手続き方法

● 更新手続きの受付期間

更新手続きの受付期間は凍結保管期限の2ヶ月前~期限当日までとなります。

ご注意
更新または廃棄のいずれの場合もお手続きが必要ですが、特に期限を過ぎての更新申請はお受けできません。
更新をご希望される場合は、忘れずにまた必ず期限内にお手続きをお願いいたします。
なお、更新の手続きがなく凍結保管期限を過ぎますと、廃棄の意志であると判断をさせていただきます。

● 更新料

胚・・・・・4万円(税別)

● 更新手続きの方法

申請書(保管更新の欄にご署名・捺印をお願いします)と上記更新料を一緒にご持参ください。
※申請書には捺印と日付をお忘れなく記入ください。
なお、ご署名と捺印は必ずそれぞれご本人が直筆にて署名し、またご自身の手により押印をお願いいたします。

更新料と更新申請書を別々にお受けすることはできません。

繰り返しになりますが、原則として期限を過ぎての更新手続きはできません。
また期限を過ぎた場合に「まだ凍結胚は廃棄されずに残っているか」などの個別のお問い合わせにはお答えいたしかねますことご了承ください。

期限内に凍結保管期限の更新手続きが完了せず、既に凍結胚が廃棄処理済みであった場合の異議申し立ては受け付けておりません。
凍結期限と治療予定周期(胚の解凍とその移植)が近い場合、凍結期限を過ぎる前にご来院の上、ご相談ください。

ご注意
ご夫婦が万が一離婚あるいはご夫婦のうちどちらか一方が死亡された場合、凍結胚の保管継続ができません。妻の年齢が46歳を超えての凍結保存はいたしません。

廃棄手続きの方法

廃棄の手続きはご郵送にてお願いいたします。申請書(廃棄欄に必ずご署名・捺印をお願いします)を当院宛にご郵送ください。
なお、窓口にご持参いただいても結構です。