ブログ / Diary

日本の不妊治療について

1.
はじめまして、楠原淳子と申します。都内、大学病院にて産婦人科医として約10年間勤務後、アメリカのNorthwestern大学医学部の大学院にて生殖医学を学び、この夏に帰国しました。
日本の不妊治療件数は今や世界一とも言われていますが、これはなぜでしょう?
生殖医療(不妊治療)は、癌などの病気とは違い、国のルールや倫理感、社会的背景が合わさり、治療動向が国ごとに異なります。
治療の技術や方法は欧米と比べて決して劣っていません。その答えは、広い視点で、なるべく科学的根拠も含む新しい情報を皆様と共有して、探ることが大切だと感じました。
病気とは違い、治療中の自己選択の多い不妊治療で、納得のいく選択や結果にたどり着けるように最新の情報を共有していきたいと思います。

2.
コーヒーはお好きですか?私は朝に、デスクワークに欠かせません。
妊娠を目指す時もコーヒーはカフェインなしが良いのでしょうか。日本では緑茶にも多く含まれ、欧米でもコーヒーや紅茶も日常の飲み物なので、色々な議論がありましたが、最近では“1日に400mg(コーヒー4~5杯分)は健康に影響を及ぼさない”(欧州食品安全機関)と示されています。ただ、妊婦及び妊娠を望んでいる時はその半分“1日に200~300mg(コーヒー1~2杯)が望ましい”(WHO)と勧められています。つまり、控えめにということですね。
お茶やコーヒーは古くから日常生活に古くからありましたし、完全に絶ってストレスになるより、減らすことで上手に食生活も工夫していけるといいですね。