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不妊症の患者さんの20%は子宮内膜症を合併している

不妊症の患者さんの約20%は内膜症を合併しているといわれています。
また、内膜症の方の50%は不妊症になるといわれています。
このように内膜症は妊娠するためには強力な障害物です。しかも内膜症は年とともに進行、拡大する病気です。次のような症状がある方は早目の受診をおすすめします。
①月経痛;昔と比べ年とともに痛みが強くなっている。鎮痛剤の量が増える。10代の頃にはなかったのに20代になったら生理痛が強くなった。
②月経前や、排卵期痛がある。(月経期以外の腹痛)
③性交痛;性交時膣の奥の方がいたい。痛くて苦痛な体位がある。
④月経血量が多い、血の塊が出る(過多月経)
⑤月経期間中の下痢や普段便秘なのにお通じがよくなる。
⑥避妊していない、あるいはタイミングに気をつけて性交渉をもっているのに6ヶ月経っても妊娠の徴候がない。
このような症状に心あたりのある方は早目の産婦人科専門医の受診をおすすめします。