ブログ / Diary

中国訪問記2026年版 その①

中国訪問記2026年版 その①

ここ数年、毎年中国を訪問しています。今年は上海経由で内陸部の湖南省を訪問してきました。第一回目の報告では、全体の旅程を紹介します。全、4泊5日の日程です。 初日に上海を訪問し、その南方郊外にある凍結検体の保存関連機器の製造工場を訪問しました。その様子は次回のブログで詳しく報告します。

卵子学会参加・発表報告 第2談

卵子学会参加・発表報告 第2談

今回の参加の目的はDr. Johan Smith, Dr. HeidiとCAPA-IVMについてディスカッションすることでした。彼らはこれまでの成果から開発したCAPA-IVM KITを日本国内で販売していこうと計画しているようです。今後の追加研究報告が楽しみです。 もう一つの目的は私自身の発表です。過去数年にわたり、聖マリアンナ医科大学 鈴木直教授を中心とした厚労科研の研究の成果を発表することでした。がん生殖における長期にわたる保存検体をいかに安定的に保管...

第67回日本卵子学会へ参加してきました

第67回日本卵子学会へ参加してきました

2026年6月6-7日、埼玉県川越市のウェスタ川越で開催された第67回日本卵子学会へ参加してきました。この学会への参加は20年以上ぶりとなります。今回はCAPA-IVMの開発者でもある、Dr. Johan Smitz, MD, PhDとDr. Heidi Van Ranst, PhDが来日されていたので、Dr. Heiji、ご主人をはじめ、ハンズオンに参加した胚培養士の仲間たちと楽しく会食をしてきました。CAPA-IVM、まだまだ開発途上という感もありますが、今後完成度が上がっていくことを期待した...

【対談】医師×鍼灸師が語る。西洋医学と東洋医学を組み合わせた「新しい女性医療」のカタチ

【対談】医師×鍼灸師が語る。西洋医学と東洋医学を組み合わせた「新しい女性医療」のカタチ

今月から鍼灸の先生として、西嶋さんをお迎えすることとなりました。 西嶋さんは不妊や内科併設の鍼灸師として長年の経験があり、女性のからだのしくみを理解した上で、東洋医学のアプローチでサポートをしてくれます。 【対談】医師×鍼灸師が語る。 西洋医学と東洋医学を組み合わせた「新しい女性医療」のカタチ 当クリニックでは、不妊治療をはじめ、子宮内膜症や更年期障害など、幅広い年代の女性の悩みに寄り添った診療を行っています。...

体外受精の成功率と年齢別データは?妊娠率を高めるための考え方

体外受精の成功率と年齢別データは?妊娠率を高めるための考え方

体外受精を検討している方にとって、「成功率はどれくらいなのか」は最初に知りたい情報ではないでしょうか。 結論から言えば、体外受精の成功率は年齢によって大きく異なり、一律の数字で語ることはできません。 日本産科婦人科学会が公表した「ARTデータブック2022」によると、治療開始周期あたりの生産率(実際に出産に至る確率)は32歳まで約22〜23%で推移しますが、33歳から徐々に低下し始め、37歳以降は年間約2%ずつ急激に下がっていきます...

不妊治療の流れと各ステップは?検査から体外受精までの進め方を徹底解説

不妊治療の流れと各ステップは?検査から体外受精までの進め方を徹底解説

「不妊治療って、具体的に何をするのだろう」 初めて不妊治療を考えた方の多くが、最初に抱く疑問ではないでしょうか。 漠然とした不安の正体は、治療の全体像が見えないことにあります。不妊治療は、初診での検査から始まり、タイミング法、人工授精、体外受精・顕微授精へと段階的に進んでいくのが一般的な流れです。 ただし、年齢や検査結果によっては最初から体外受精を選択するケースもあり、全員が同じ道筋をたどるわけではありません。 ...

卵子凍結の費用はいくらかかる?総額の目安と助成金の使い方

卵子凍結の費用はいくらかかる?総額の目安と助成金の使い方

卵子凍結を検討するうえで、多くの方が最初に気になるのが費用の問題ではないでしょうか。 「だいたいいくらかかるのか」「保険は使えるのか」「助成金はあるのか」といった疑問に、曖昧な表現ではなく具体的な数字で答えたいと思います。 卵子凍結は原則として自費診療であり、クリニックによって料金体系は大きく異なります。採卵・凍結の費用だけに目が行きがちですが、実際には事前検査、排卵誘発の薬剤費、毎年の保管料、そして将来使用す...

卵子凍結クリニックの選び方は?後悔しないための判断基準と費用を徹底解説

卵子凍結クリニックの選び方は?後悔しないための判断基準と費用を徹底解説

「卵子凍結を考えているけれど、どのクリニックを選べばいいのかわからない」 そんな声は決して少なくありません。卵子凍結は自費診療が中心であり、クリニックによって費用体系も凍結技術も異なります。加えて、採卵から凍結、将来の融解・体外受精までを見据えた長期的な関係性が必要になる治療だからこそ、最初のクリニック選びが重要な分岐点です。 この記事では、卵子凍結を検討している方に向けて、クリニックを選ぶ際に見落としがちな判...

なぜ5AAでも妊娠しないのか? ― 胚培養士が原因と“次に整理したいポイント”を解説 ―#6

なぜ5AAでも妊娠しないのか? ― 胚培養士が原因と“次に整理したいポイント”を解説 ―#6

こんにちは、楠原ウィメンズクリニック培養室です。 5AAの胚盤胞を移植しても妊娠しなかったときに、何を考えるべきかを解説します。 ●結論 5AAは非常に良好な胚盤胞ですが、 妊娠を保証する評価ではありません! 妊娠は 「胚 × 子宮 × タイミング」 の組み合わせで決まるため、 1回の移植で結果が出ないことは医学的に珍しくありません。 ●この記事で分かること ✔5AAでも妊娠しない主な理由 ✔1回の不成功でどこまで心配すべきか? ...

診療時間延長のお知らせ

診療時間延長のお知らせ(2026年5月7日より) ― 忙しい日々の中でも、あなたの大切な選択を支えるために ― 5月7日より、当院では診療体制を拡充し、 平日20時までの診療 (水曜日は午前診療のみ) 土曜日午後の診療 を新たに開始いたします。 ________________________________________ 現代の女性にとって、 仕事や家庭とご自身の体のケアを両立することは、決して簡単ではありません。 特に、不妊治療や卵子凍結を考える20〜40代...