ブログ / Diary

院長ブログ

不妊治療中のインフルエンザワクチンの予防接種について

現在使われているインフルエンザワクチンは不活化ワクチンであるため、妊娠や胎児に問題がなく、不妊治療の方、現在妊娠している方、妊娠予定の方への接種は問題ありません。アメリカでは米国病院予防局(CDC)ガイドラインではインフル流行期間に妊娠予定の女性へワクチン接種を推進しています。

子宮内膜症が原因の不妊症の治療の基本

1.子宮内膜症が軽度で年齢が若ければタイミング性交での妊娠が期待できます。 2.子宮内膜症が進行している例では従来腹腔鏡で子宮内膜症を治療してから不妊治療をしていましたが、最近では体外受精などで妊娠の成立を優先し、挙児を得てから子宮内膜症の治療にとりかかるという順番が優先される傾向にあります。

子宮内膜症と不妊症

不妊症の患者さんの20%に子宮内膜症が合併していると考えられています。 逆に子宮内膜症の方の50%は不妊症になるといわれています。 このように子宮内膜症はいろいろな痛みだけではなく不妊症と密接な関係があります。

子宮内膜症は妊娠,分娩やその後の女性の健康をそこねる可能性がある

子宮内膜症は月経痛や排卵痛に加え、不妊の原因となります。さらに、最近の調査では子宮内膜症、特にチョコレートのう腫があって妊娠した人ではやや早産が多いという事がわかってきました。将来、加齢に伴い、脳・心臓血管のイベント(狭心症や心筋梗塞)がやや増えるということもわかってきました。排卵痛や月経痛のある方は早目の治療をおすすめします。

過多月経(月経血量が多い)に御注意

月経血量が多すぎる事を過多月経といいます。貧血の原因になります。しかし、月経血量が多いかどうか他の人と比較するのは困難ですね。過多月経かどうか大まかな目安があります。月経血にレバーのような血のかたまりがあれば過多月経といえましょう。過多月経には2種類あります。一つは子宮に問題がなく、体質的に多い例です。原発性過多月経といいます。貧血になっていなければ治療の必要はありませんがピルで減らす事は可能です。2つ目は子宮に子...

子宮内膜症性のう胞(チョコレートのう胞)を合併する不妊症は腹腔鏡をしないで体外受精で妊娠できる

子宮内膜症を合併する不妊症はどちらかというとやっかいな不妊でした。特にチョコレートのう胞がある場合など。これに対して従来はまず腹腔鏡でチョコレートのう胞を取り除き、その後、タイミングや人工授精が推奨されていました。 しかし、手術をすると卵巣機能がかなり低下することも分かってきました。また、術後の妊娠率もそう良いわけではありません。このようなことから、ここ最近はチョコレートのう胞があっても反対側の卵巣が元気であれば...

ひそかに性交痛に悩んでいる人がたくさんいます。

性交痛とは性交渉に伴なう膣部、あるいは腹部の痛みです。 性交痛に悩んでいる方は結構多いのです。御主人にもストレートにいえず、また、友人にもそう簡単には相談できません。 性交痛の原因にはいくつかあげられます。 ①卵巣からの女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が不十分のため膣の潤いが不足しているような場合です。 主に閉経以後卵巣ホルモン分泌が低下し、外陰膣が萎縮し、また、炎症を伴って性交痛をおこす場合です。膣の入口が痛く...

排卵期痛をあまく見ないでね。

月経と月経の間の排卵の頃におこる下腹部痛を排卵期痛といいます。女性全体の20%位にあるでしょうか。極々ポピュラーな症状です。 でも単に排卵に伴う痛みで全く問題ない人と、背景に子宮内膜症が隠れていて、内膜症の一症状として出る事があります。一般的に内膜症のある方は排卵痛がかなり強く、夜目が覚める位とか、鎮痛剤が必要な位の人もいます。 ですから排卵痛があまり強い方は、産婦人科を受診することをおすすめします。 また排卵痛...

子宮内膜症と診断されるまでには4人の産婦人科医の受診が必要?といわれるわけは?

最近、子宮内膜症(Endometriosis(EMsis))が増えています。主な症状は月経痛、月経前の腹痛、排卵痛、性交痛、月経時の下痢、不妊症などです。 EMsisは骨盤内に広く伝播します。卵巣の中に発生すればチョコレートのう腫となり、超音波で容易に診断がつきます。しかし骨盤内に広がったEMsisの診断は簡単ではありません。その多くは子宮と直腸の間のスペース(ダグラス窩)や、骨盤(骨)と子宮との間の靭帯(仙骨子宮靭帯)などに発生します。こ...

不妊症の患者さんの20%は子宮内膜症を合併している

不妊症の患者さんの約20%は内膜症を合併しているといわれています。 また、内膜症の方の50%は不妊症になるといわれています。 このように内膜症は妊娠するためには強力な障害物です。しかも内膜症は年とともに進行、拡大する病気です。次のような症状がある方は早目の受診をおすすめします。 ①月経痛;昔と比べ年とともに痛みが強くなっている。鎮痛剤の量が増える。10代の頃にはなかったのに20代になったら生理痛が強くなった。 ②月経前...