ブログ / Diary

第31回日本臨床エンブリオロジスト学会へ参加しました

2026年1月7,8日にみなとみらいで開催された学会に参加し、シンポジウムの座長とワークショップ(実技コース, cICSI)のインストラクターを務めてきました。新年に全国の同胞と交流ができるこの学会は非常に魅力的です。天候にも恵まれ、非常に多くの同業者が参加されていました。参加した皆さま、そして大会長をはじめ実行委員の皆さま、本当にお疲れ様でした。 Piezo ICSIの国内での普及率は思ったより低く、50%にも到達していないようです。まだ...

卵子凍結、今の私には必要?後編

卵子凍結、今の私には必要? ― 35歳からの現実を踏まえて、未来の自分に説明できる選択を ― 〈卵子凍結を決めた人へ〉 前回は、卵子凍結をやるか・やらないかでを悩んでいる人に向けた記事を投稿しました。 *詳しくは、前回のブログも参考に。 卵子凍結、今の私には必要? ― 35歳からの現実を踏まえて…やる?やらない? ― 卵子凍結を決めたあとに、「そんなこと知らなかった」とならないように、 また次の判断につなげるため...

卵子凍結、今の私には必要?前編

卵子凍結、今の私には必要? ― 35歳からの現実を踏まえて… やる? やらない? ―  〈卵子凍結を悩んでいる方へ〉 卵子凍結について、35歳を過ぎた私たちはどう考える? 最近、卵子凍結が話題になる機会が増えました。 YouTubeで体験談が語られていたり、東京都の助成制度をきっかけに、一気に身近な話題になったと感じている方も多いと思います。 35歳を過ぎると、 「そろそろ考えた方がいいのかな」 「もう遅いのでは?」 ...

卵子凍結が話題の今、どう考える?

卵子凍結が話題の今、どう考える? ― 20代〜30代前半の女性に、産婦人科医として伝えたいこと― 20代で「気になる」気持ちについて > 最近、卵子凍結が話題になっています。 SNSで体験が語られたり、東京都の助成制度をきっかけに多くの人が知るようになりました。 私の周りでも、 「気にはなるけれど、どうしたらいいかわからない」 そんな声をよく聞きます。 特に、最近、20代の方からも 「卵子凍結が気になります」と相談...

人為的卵子活性化の基礎と選択基準について

人為的卵子活性化の基礎と選択基準について

2025年12月1日より、北里コーポレーションさんのwebinarでヒト卵母細胞の人為的活性化法に関する情報提供をします。卵子活性化も保険適用になり、それと共に数種類の活性化方法が臨床で用いられるようになりました。おそらく今後、益々様々な方法が臨床応用されてくるものと思われます。 そういった際にどの方法を各症例に用いればよいのか、胚培養士として選択の一助になれば幸いです。 是非事前登録の上、ご視聴ください。 事前登録はこちら...

当院の体外受精の治療成績について

こんにちは、楠原ウィメンズクリニックです。 本日は、当院の治療成績や、支えているチームについてお話をさせていただきます。 全国平均を上回る体外受精成績 今年度の上半期も、当院の体外受精(IVF)の治療成績は全国平均を上回る結果となりました。 当院ではブライダルチェックやタイミング法、人工授精など、それぞれの方に合った治療を行っています。 その中でも「体外受精」という治療法の成績を重視している理由があります。 体...

胚培養士向けの新しい書籍が完成しました

胚培養士向けの新しい書籍が完成しました

山王病院名誉病院長の堤治先生の監修のもと、「日本一やさしい胚培養士 実践テキスト」が出版されました。2025年8月28-29日に名古屋で開催される第43回 日本受精着床学会の書籍販売コーナーでも販売されるそうです。 胚培養士の教育に是非、活用ください!

今日は何の日?

今日、7月25日は体外受精の日ですね。1978年7月25日、世界初の体外受精児、ルイーズ・ブラウンさんが誕生しました。 そして、Copilotで「今日は何の日?」と尋ねてみたら・・・ ・かき氷の日 ・プリンの日 ・歯肉の日 と出てきました。 残念!

Q&A「子宮内膜症でも妊娠できる?」

こんにちは。 患者様からよくいただく質問にお答えしていきます。 Q. 子宮内膜症でも妊娠できますか? A. 子宮内膜症があっても妊娠は可能ですが、不妊の重大な原因にもなります。 以下の症状があてはまる方は、早めの診察をお勧めします。 ・月経痛(いわゆる生理痛)がある ・排卵時痛がある ・性交時痛がある ・月経時に下痢や腹痛などの消化器症状がある 【子宮内膜症と妊娠について】 子宮内膜症は骨盤内の子宮や卵管、...

IFFS2025/JSRM70 in Tokyo International Forum

2025年4月26-29日、東京国際フォーラムで開催されたIFFS2025/第70回日本生殖医学会の合同大会において当院より、4演題発表(口頭発表1題、ポスター発表3題)してきました。 私はこれまで他の学会などでも発表してきたPiezo-ICSIにおける異常破膜卵に対するPVPの保護効果の内容に、低温下での異常破膜発生頻度調査の結果を加えた内容を報告してきました。結果的に低温下でPiezo-ICSIを行っても30℃程度までだと、異常破膜の発生頻度は低下することな...