2025年4月より 診察時間 月 火 水 木 金 土 日 9:00 ~13:00 楠原淳子 楠原淳子 楠原淳子 吉田昌弘 吉田昌弘 楠原淳子 楠原/木村(月2回) 15:00 ~19:00 楠原淳子 楠原淳子(~18:30) 休 吉田昌弘(~18:30) 木村真智子 休 休 ※予約優先制です。予約外でも診療は受け付けております。(精液検査は予約制となります) ※初診の方は最終受付時間が異なります。初めての方へをご覧ください。 ADRESS:〒104-0061 東京都中央区銀座5-6-2 ACCESS:銀座駅A1出口すぐ 銀座四丁目交差点近く
最新記事 2024年8月~2024年10月患者様アンケートの結果 ①患者様背景と治療について②医師の接遇について③看護師、培養士、受付の対応について④当院の評価単一胚盤胞(1個移植のみ)のグレード別 妊娠率 アーカイブ 2019年7月(1)2019年9月(5)2019年10月(13)2019年11月(2)2019年12月(1)2020年1月(1)2020年2月(2)2020年3月(2)2020年4月(5)2020年5月(3)2020年6月(1)2020年7月(9)2020年8月(1)2020年9月(1)2020年10月(3)2020年11月(1)2020年12月(2)2021年6月(2)2021年7月(6)2021年8月(15)2021年9月(3)2021年12月(1)2022年4月(6)2022年5月(3)2022年6月(2)2022年7月(2)2022年9月(3)2022年10月(5)2022年11月(4)2022年12月(2)2023年1月(8)2023年2月(6)2023年3月(1)2023年4月(1)2023年5月(7)2023年6月(2)2023年7月(1)2023年9月(3)2023年11月(2)2023年12月(1)2024年2月(1)2024年4月(1)2024年5月(1)2024年9月(1)2024年11月(4) カテゴリー 患者様の声(4)院長ブログ(78)培養室長ブログ(10)看護師ブログ(17)スタッフブログ(10)培養室ブログ(22)毎日の妊活(6) 多のう胞性卵巣(PCOS)シリーズ【第三弾】 こんにちは。 多のう胞性卵巣(PCOS)シリーズ第三弾となります。 本日は『PCOSの治療』についてお話します。 PCOSの治療 ①排卵誘発(レトロゾール) レトロゾール錠という排卵誘発剤を5日間服用し、排卵を誘起し妊娠に結び付けます。 本剤は特に副作用もなく、効果的に排卵が起こせるのでPCOSの治療の第一選択です。 保険適応の薬剤です。 ②腹腔鏡下卵巣多孔術(LOD) PCOSの卵巣はその表面が厚く硬いので、卵胞が破れにくく... 多のう胞性卵巣(PCOS)シリーズ【第二弾】 こんにちは。 多のう胞性卵巣(PCOS)シリーズ第二弾となります。 今回は『PCOSの診断』についてお話いたします。 PCOSの診断 ①月経異常(無月経や稀発月経など) ②超音波で両側の卵巣の周囲に小さなのう胞が多数観察される(多のう胞)。 ③ホルモン分泌の異常 ・男性ホルモンが高い傾向(日本人では全ての方に当てはまるわけではありません) ・脳の中のホルモン中枢の脳下垂体から分泌される2つの卵巣刺激ホルモンのうち、... 多のう胞性卵巣(PCOS)シリーズ【第一弾】 こんにちは。 PCOS(多のう胞性卵巣症候群)について詳しくお話いたします。 多のう胞性卵巣症候群のことを医学的にPCOSと呼びます。 生理不順の方のうち、PCOSを原因とする方の割合は結構多く、日本人女性の10%前後の方に本症があると言われています。 今回は『PCOSの症状』についてお話します。 ①生理不順 ・無月経(3ヶ月以上月経がこない) ・稀発月経(月経周期が不順で、2~3ヶ月に1回しか月経がこない) ・無排卵性出血... 移植時に使用!高濃度ヒアルロン酸含有培養液について こんにちは、楠原ウィメンズクリニック培養室です! 今回は移植時に使用するヒアルロン酸含有培養液の臨床成績をまとめました。 まず、高濃度ヒアルロン酸含有培養液とは胚移植専用の培養液で、名前の通りヒアルロン酸という成分が従来の培養液よりも高濃度に含まれています。 ヒアルロン酸は女性の子宮内膜に存在しており、受精卵の着床時期になると発現量がピークに達することで、ヒアルロン酸を介して受精卵は子宮内膜に接着します... 採卵後の卵巣過剰刺激症候群(OHSS)の予防法について 2022年4月よりARTに保険が適用されていますが、その一つに卵巣過剰刺激症候群(OHSS)の予防目的でカベルゴリン錠(カバサール錠)とレトロゾール錠の服用が対象となっています。 今回両剤でOHSSの予防が充分可能か否か、OHSS発症のリスクが高い67名の患者さんを対象に分析しました。 その結果、 ①67名のうち62名、92.5%がOHSSを予防できました。 ②残り5名、7.5%は軽度のOHSSになりましたが、1~2日間の外来での点滴治療で済みました。 ③... 卵子凍結では成熟卵を何個凍結すればいいの?年齢別で解説! こんにちは、楠原ウィメンズクリニック培養室です! 卵子凍結を検討されている方 自分の年齢では子供を授かるのにどれくらいの数を凍結する必要があるのか、参考になる文献を見つけたので紹介します。 2017年に出た論文では 例えば34、37、42歳の患者さんでそれぞれ成熟卵母細胞が8個ある場合、胚盤胞は平均で34歳は3個、37歳は2個、42歳は1個であると予測します。 上記を踏まえて、20個の成熟卵母細胞を凍結すると少なくとも1人の... 東京都の高校生等医療費助成制度について こんにちは、受付です。 日々の寒暖差が大きいですが、いかがお過ごしでしょうか。 「東京都の高校生等医療費助成制度」について簡単にご説明させていただきます。 ①〈助成の対象〉 高校生等に係る医療費について、医療保険(国民健康保険や健康保険など)の自己負担分を助成する制度です。 ②〈対象年齢〉 15歳に達する日の翌日以降の最初の4月1日から18歳に達する日以後の最初の3月31日までです。 高校に在学していない方も... 不妊治療の保険適用について こんにちは。受付です。 2022年4月から不妊治療が保険適用となり、もうすぐ1年になります。 保険適用開始当初は情報収集が難しく慌ただしく過ごしておりましたが少しずつ落ち着いてきました。 今回は2022年4月から開始した不妊治療の保険適用についてお話をさせていただきます。 以前は不妊原因を明確にするための検査やタイミング周期の薬剤または検査が保険適用となり、人工授精や体外受精また顕微授精などの不妊治療は保険適用外でした... 男性不妊シリーズ(2) EDについて 1. EDが原因の不妊症カップルは年々増えています。 男性不妊の原因の約40~50%は何らかの精子異常(精子数が少ない・運動率が悪い等)によるものです。 2番目に多い原因は精索静脈瘤で約30%です。 そして3番目に多い原因はEDを中心とする性機能障害です。 しかもその割合は年々増えています。 2. EDによる不妊症治療には2つの方法があります。 ①人工授精法 性交時にEDでもマスターベーションでは精... 男性不妊シリーズ(1) 精子検査について Q1. 精子検査のタイミングはいつが良いか? 2日以上7日以内の禁欲期間の中ではいつでも可能です。 Q2. 具体的な方法を知りたい ①いつ検査をするかはあらかじめTELにて予約して下さい。前日のTELでもかまいません。 検査時間は原則的には午前中になります。 ②ご予約当日にあらかじめお渡ししてある容器にマスターベーションにて精子を採取して下さい。 容器のふたをしっかり閉めて、ラベルに氏名等記入... 前のページへ 次のページへ
多のう胞性卵巣(PCOS)シリーズ【第三弾】 こんにちは。 多のう胞性卵巣(PCOS)シリーズ第三弾となります。 本日は『PCOSの治療』についてお話します。 PCOSの治療 ①排卵誘発(レトロゾール) レトロゾール錠という排卵誘発剤を5日間服用し、排卵を誘起し妊娠に結び付けます。 本剤は特に副作用もなく、効果的に排卵が起こせるのでPCOSの治療の第一選択です。 保険適応の薬剤です。 ②腹腔鏡下卵巣多孔術(LOD) PCOSの卵巣はその表面が厚く硬いので、卵胞が破れにくく...
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多のう胞性卵巣(PCOS)シリーズ【第一弾】 こんにちは。 PCOS(多のう胞性卵巣症候群)について詳しくお話いたします。 多のう胞性卵巣症候群のことを医学的にPCOSと呼びます。 生理不順の方のうち、PCOSを原因とする方の割合は結構多く、日本人女性の10%前後の方に本症があると言われています。 今回は『PCOSの症状』についてお話します。 ①生理不順 ・無月経(3ヶ月以上月経がこない) ・稀発月経(月経周期が不順で、2~3ヶ月に1回しか月経がこない) ・無排卵性出血...
移植時に使用!高濃度ヒアルロン酸含有培養液について こんにちは、楠原ウィメンズクリニック培養室です! 今回は移植時に使用するヒアルロン酸含有培養液の臨床成績をまとめました。 まず、高濃度ヒアルロン酸含有培養液とは胚移植専用の培養液で、名前の通りヒアルロン酸という成分が従来の培養液よりも高濃度に含まれています。 ヒアルロン酸は女性の子宮内膜に存在しており、受精卵の着床時期になると発現量がピークに達することで、ヒアルロン酸を介して受精卵は子宮内膜に接着します...
採卵後の卵巣過剰刺激症候群(OHSS)の予防法について 2022年4月よりARTに保険が適用されていますが、その一つに卵巣過剰刺激症候群(OHSS)の予防目的でカベルゴリン錠(カバサール錠)とレトロゾール錠の服用が対象となっています。 今回両剤でOHSSの予防が充分可能か否か、OHSS発症のリスクが高い67名の患者さんを対象に分析しました。 その結果、 ①67名のうち62名、92.5%がOHSSを予防できました。 ②残り5名、7.5%は軽度のOHSSになりましたが、1~2日間の外来での点滴治療で済みました。 ③...
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