ブログ / Diary

卵子凍結と仕事は両立できる?通院・採卵・副作用までわかりやすく解説

卵子凍結と仕事は両立できる? 通院・採卵・副作用までわかりやすく解説します。 ―無理なく、でもしっかり結果を出すための工夫― 将来のライフプランを考えたとき「卵子凍結をしておきたい」と考える女性が増えています。 一方で、 ・仕事には影響を出したくない ・でも、きちんと結果は出したい この2つを両立したい、という声もとても多く聞きます。 仕事を続けながら卵子凍結をするために ✔ 通院回数 ✔ スケジュールの組み方...

卵子凍結は何歳まで?年齢と卵子の質の関係を胚培養士が解説

こんにちは、楠原ウィメンズクリニック培養室です。 卵子凍結が気になっている方の中には、 「何歳までにやればいいの?」 「卵子の質はいつから下がるの?」 と疑問に思われている方も多いのではないでしょうか。 今回は、日々卵子や受精に関わっている胚培養士の視点から、 できるだけわかりやすくお話しします! ● 卵子の質は何歳から下がる?数だけでなく“質”も変化します 卵子については「年齢とともに数が減る」という話をよく聞き...

日本生殖心理学会に参加しました

2月1日、日本生殖心理学会に参加しました。 心理士の方々を中心に、医師、看護師、そして社会制度をつくる立場の方まで、「不妊治療に悩む方を全力で支えたい」という温かな思いが集まった学会で、多くの学びを得る時間となりました。 印象的だったのは、「女性の不定愁訴」をテーマとした講演です。 女性の体調や感じ方、治療への向き合い方は実に多様で、一言では表せない――その複雑な心と体を、どのように治療の中に丁寧に取り込んでい...

AI時代の不妊治療、どう向き合う?

―「予測できない世界」との、賢いつきあい方― AIが急速に活用される時代になりました。 では、不妊症の分野では、AIはどのように使われるのがよいのでしょうか。 結論から言うと、 「すべてをコントロールするため」ではなく、「全体像を理解し、続ける力を支えるため」 に使うのが、最も現実的で、やさしい活用法だと考えています。 不妊治療は、「予測が難しい世界」 医学的に見ても、妊娠・不妊症には他の病気の診断や治療とは異...

第31回日本臨床エンブリオロジスト学会へ参加しました

2026年1月7,8日にみなとみらいで開催された学会に参加し、シンポジウムの座長とワークショップ(実技コース, cICSI)のインストラクターを務めてきました。新年に全国の同胞と交流ができるこの学会は非常に魅力的です。天候にも恵まれ、非常に多くの同業者が参加されていました。参加した皆さま、そして大会長をはじめ実行委員の皆さま、本当にお疲れ様でした。 Piezo ICSIの国内での普及率は思ったより低く、50%にも到達していないようです。まだ...

卵子凍結、今の私には必要?後編

卵子凍結、今の私には必要? ― 35歳からの現実を踏まえて、未来の自分に説明できる選択を ― 〈卵子凍結を決めた人へ〉 前回は、卵子凍結をやるか・やらないかでを悩んでいる人に向けた記事を投稿しました。 *詳しくは、前回のブログも参考に。 卵子凍結、今の私には必要? ― 35歳からの現実を踏まえて…やる?やらない? ― 卵子凍結を決めたあとに、「そんなこと知らなかった」とならないように、 また次の判断につなげるため...

卵子凍結、今の私には必要?前編

卵子凍結、今の私には必要? ― 35歳からの現実を踏まえて… やる? やらない? ―  〈卵子凍結を悩んでいる方へ〉 卵子凍結について、35歳を過ぎた私たちはどう考える? 最近、卵子凍結が話題になる機会が増えました。 YouTubeで体験談が語られていたり、東京都の助成制度をきっかけに、一気に身近な話題になったと感じている方も多いと思います。 35歳を過ぎると、 「そろそろ考えた方がいいのかな」 「もう遅いのでは?」 ...

卵子凍結が話題の今、どう考える?

卵子凍結が話題の今、どう考える? ― 20代〜30代前半の女性に、産婦人科医として伝えたいこと― 20代で「気になる」気持ちについて > 最近、卵子凍結が話題になっています。 SNSで体験が語られたり、東京都の助成制度をきっかけに多くの人が知るようになりました。 私の周りでも、 「気にはなるけれど、どうしたらいいかわからない」 そんな声をよく聞きます。 特に、最近、20代の方からも 「卵子凍結が気になります」と相談...

人為的卵子活性化の基礎と選択基準について

人為的卵子活性化の基礎と選択基準について

2025年12月1日より、北里コーポレーションさんのwebinarでヒト卵母細胞の人為的活性化法に関する情報提供をします。卵子活性化も保険適用になり、それと共に数種類の活性化方法が臨床で用いられるようになりました。おそらく今後、益々様々な方法が臨床応用されてくるものと思われます。 そういった際にどの方法を各症例に用いればよいのか、胚培養士として選択の一助になれば幸いです。 是非事前登録の上、ご視聴ください。 事前登録はこちら...

当院の体外受精の治療成績について

こんにちは、楠原ウィメンズクリニックです。 本日は、当院の治療成績や、支えているチームについてお話をさせていただきます。 全国平均を上回る体外受精成績 今年度の上半期も、当院の体外受精(IVF)の治療成績は全国平均を上回る結果となりました。 当院ではブライダルチェックやタイミング法、人工授精など、それぞれの方に合った治療を行っています。 その中でも「体外受精」という治療法の成績を重視している理由があります。 体...