ブログ / Diary

はじめまして

2020年4月より培養室長として、楠原浩二先生の下でお世話になっている沖津摂です。早いもので、コロナが本格的に流行し始めた3月末に岡山から都内に出てきて3カ月が経過しました。初出勤日から顕微授精や胚の凍結保存などをさせていただきましたが、初めての培養室環境下でもしっかりと結果を出すことができ、それがかえって培養室スタッフに信頼してもらえる、良いきっかけになったように思います。
これまでの25年間の培養士としてのキャリアと、岡山大学ART centerで培養士を目指す学生へ指導してきた経験を大いに活かし、都内に数多くあるARTクリニックの中から当院を選んでお越しいただいた不妊に悩むご夫婦を精いっぱい支援させていただきたいと思います。培養士の業務は基本的に培養室内での生殖細胞の取り扱いですが、受精や胚の発育、卵子や精子・受精卵の凍結保存などについて不安なことや聞いてみたいことがあれば、お気軽に看護師さんなどを通じて培養士をお呼びください。患者様方との係わりが、我々培養士のモチベーションにもつながることと思っています。これから時々、このブログを通じてARTに関わる情報提供をさせていただこうと思いますので、どうぞよろしくお願いします。